SkinEthic Labotories

試験の説明

化学物質の皮膚刺激性試験(ECVAM バリデーションされた試験)


化学製品の皮膚刺激性ポテンシャルを予知する事は、新しい化学物質と既存の化学物質の総合的な安全性評価プログラムの重要な要素となっている。
 
近年、ECVAMがバリデーションしたin vitroのプロトコールは、in vitroin vivoの良好な相関性を示し、リーチREACH と欧州化粧品指令ECDで定められたような規制の進展に完全に応えるものである。ECVAMのバリデーションによれば、エピスキンは、動物試験の完全な代替法として承認された唯一のモデルである(1)。

1) 再生組織モデル

2) 利点
  • 倫理的な試験方法

In vitroで実施される再生ヒト表皮を用いた試験方法は、動物実験を行なうことなく、化学物質の皮膚刺激性ポテンシャルを評価する事を可能としている。

  • 適切な規格化された再生組織モデルの使用

バリデーションされた試験方法は、ヒト表皮と同等の再生組織モデルを使用する(3)。再生組織モデルの再現性は、組織学的試験と機能試験を用いて検査された(4)。In vivoの試験と比較して、再生ヒト表皮は、定量的で再現性のある結果をもたらす測定システムの使用を可能とする。

  • バリデーションされた試験方法

ECVAMのバリデーションでは、この試験方法は、研究施設内再現性と施設間再現性があること、また、迅速で、経済的な試験方法であることが示されている。

 3) プロトコール

    Skin irritation protocole





    MTT 細胞毒性試験 (5) は、刺激性剤/毒物の活性化に引き続く細胞生存性を評価するための、簡単で確固な試験である。バリデーションされた試験方法は、定められた期間に製品と接触後、表皮サンプルの細胞生存性を評価できる。培養液中のインターロイキン1 αの測定をすることで、この試験の感度は増大する。 従って、製品は、欧州EU と経済開発協力機構OECD の基準 (刺激性 R38 / 非刺激性) に従って分類する事ができる (6、7)。

    • 1-試験物質とMTT試薬の干渉作用がない事の確認
    • 2-組織輸送中のコンディション厳守の確認
    • 3-試験物質、ネガティブコントロール、ポジティブコントロールの塗布
    • 4- 塗布物質の除去
    • 5- 表皮サンプルの試験後培養
    • 6- インターロイキン1αの測定のための培養液を収集する
    • 7- MTT試験を実施する
    • 8- ネガティブコントロール、ポジティブコントロールの条件厳守の確認
    • 9- 1つのエンドポイント(MTT) による分類予知モデル(判定基準)の適用

    生存性 ≤ 50%の場合
     
    刺激性 (R38)
    生存性> 50%の場合
     
    潜在的に
    非刺激性
    かつ
    IL1α放出≤ 60pg/mlの場合
     
    非刺激性
    IL1α 放出 > 60pg/mlの場合
     
    刺激性 
    (R38)


    • 10- 2つのエンドポイント(MTT とIL1 α)を用いて、分類予知モデル(判定基準)の適用

    4) 結果


     MTT 試験MTT 試験 + IL1α
    感度74,67%90,68%
    特異性 82,83% 78,79%
    コンコーダンス79% 85%


    5) 結論


    ECVAMのガイドラインとコントロールのもとに行なわれた試験結果より、エピスキン組織モデルは、化学物質の皮膚刺激性のための動物使用に対する唯一の代替法としてバリデーションされた。

    6) 参考文献


    Statement on the validity of in vitro tests for skin irritation. ESAC, ECVAM. April, 27th, 2007.

    The In Vitro Acute Skin Irritation of Chemicals: Optimisation of the EPISKIN Prediction Model within the Framework of the ECVAM Validation Process. Cotovio, Grandidier, Roguet… ATLA 33, 329-349, 2005.

    The ECVAM International Validation study on In Vitro Test for skin Corrosivity. 2. results and Evaluation by the Management Team Fentem, Botham, Curren, Esdaile, Liebsch… Toxicol. In Vitro 12, 483-527, 1998.